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平成12年以前の新耐震基準による木造住宅の耐震性能を検証する方法を公表

国土交通省は5月16日、平成12年(2000年)以前に建築された木造住宅を中心に耐震性を検証するための 「新耐震基準の木造住宅の耐震性能検証法 (新耐震木造住宅検証法宅) を公表しました。

「新耐震木造住宅検証法」 は、熊本地震における建築物の被害を踏まえ、新耐震基準の在来軸組構法の木造住宅のうち、接合部等の規定が明確化された平成12年以前に建築されたものについても、倒壊等の被害が見られたことから、リフォーム等の機会に実施する耐震診断よりも効率的な確認方法として「(一財)日本建築防災協会」 に検討を依頼して新設されたものです。

「(一財)日本建築防災協会」 がとりまとめて同協会ホームページにおいて公開されました。今後、地方公共団体、建築関係団体等を通じて所有者、リフォーム業者、設計者等に幅広く周知し、耐震診断の専門家等を対象とする講習会を実施する予定です。

同検証法の検証フローは、建物所有者やリフォーム業者などがスクリーニング的に耐震性能を確認する方法 (「所有者等による検証」) と、 「所有者等による検証」 で専門家による検証が必要であると判定されたものを対象に、耐震診断の専門家が、現地調査を行わずに、図面や所有者等による建物調査の結果等を活用し、一般診断法に準じた方法で耐震性能の確認を行う 「専門家による効率的な検証」 の2段階の構成となっています。

 ● 「新耐震基準の木造住宅の耐震性能検証法の公表について」 (国土交通省 報道発表)
 ● 「新耐震基準の木造住宅の耐震性能検証法の概要」 (国土交通省 HP掲載)
 ● 「木造住宅の耐震性能チェック(所有者等による検証)」 (所有者等向けリーフレット)(一般財団法人 日本建築防災協会 HP掲載)
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